剱岳登山
2017/08/07
テントを担いで2泊3日、登ってみたかった剱岳へ。
北陸も梅雨明け宣言が出て台風5号が来るまでは天気が続きそうなので、8/3-5の日程で剱沢キャンプ場泊で剱岳に登山&写真撮影をしてきました。
剱岳は富山の色々な場所から見えるので、よく撮影するし一度は登ってみないといけないな・・・と思ってたのでようやく実現できます(^^ゞ
剱岳は有名な登山の難所、カニのたてばい、カニのよこばいをはじめとした数々の鎖場を行けるかな??と不安もありますが、年配の方々でも男女問わず登頂されているので、注意しながらゆっくり行けば大丈夫でしょう。
とりあえず、大型ザックに入れるレンズを悩みつつ、夜空を撮るなら14-24mm、風景全般24-70mm、花はやっぱり60mmマクロの3本。結局マクロは使わなかったというか、花も多くて撮りたかったけど体力的に無理でした。大型ザックを担いでいる最中に花を見つけても、ザックを降ろすのも面倒だし、しゃがんで花を撮影するなんてできません。。剱岳に登っている最中は、荷物を軽くしたかったし、1日目の疲れもあったので気力もなかったから無理でした。。
ということで、今回は登山&撮影の記録です。
1日目:富山~室堂へ移動。室堂~剱御前~剱沢キャンプ場。
2日目:剱沢キャンプ場~剱岳~剱沢キャンプ場
3日目:剱沢キャンプ場~剱御前~みくりがいけ温泉~室堂。
というスケジュールです。
8/3:1日目
富山駅前6:30発~室堂9:00着の直行バスで向かいます。荷物が重いので室堂まで一気に行けるのはメリット。
WEBでは売り切れでしたが、当日1席だけ空きがありました♪
バスの中からソーメン滝。
室堂へ到着してみると空はイマイチの感じ。雄山山頂も隠れて見えません。
今回のメインは剱岳なんだけど、定番の写真も撮りたいんですよね。立山と花とかみくりが池に映りこむ立山とか。。
肝心の雄山が雲の中。
みくりが池でも状況は変わらず。
ちょっとだけ見えるときもありましたが、大体雲の中でした。登山者が見えますね♪
地獄谷のガスがモクモクと。ガスを吸うとせき込む感じ。
雷鳥沢キャンプ場までの登山道は、石畳で整った階段が続きます。行きはよいよい帰りはぐったりの長い長い階段です。
雷鳥沢キャンプ場が見える場所。ここから下って正面の剱御前小屋まで登りとなります。
浄土沢のかかる橋を渡ると登りの始まり。重いザックも下りは良かったけど、ここからは頑張らなくてはいけません。
ここからは、あれですよ‥
最初に書いたとおり、雄山は隠れているから風景もなし。マクロを付けて花でも撮るためにはザックを降ろすか、しゃがんで撮るとかだけど、そんな事をする余裕がありませんでした。。
家に帰って確認しても、カメラでもスマホでも剱御前まで撮ってない。。
頑張って剱御前小屋前まで登ってきたけど、今回の剱岳との初対面は雲の中でした。
剱御前小屋前より。
ここから剱沢キャンプ場までの道のりも眺めが良ければ写真もとるんだけど、見えないから写真もありません。
剱沢キャンプ場にようやく到着。景色もダメだし自分もぐったりでダメでした。。。
テントを張ってしばらくすると雨も降ってきたし、16時くらいには爆睡してました。
夕陽の時間の剱岳は、覆われていた雲が晴れ19時くらいにようやく姿を現します。
たくさんのテントと剱岳。
初日は、剱岳が赤く染まることもなく、空が焼けることもなく静かに暗くなっていきます。
暗くなると、天の川でも・・と思いますが、今の時期は丁度、月と天の川が重なるので天の川撮影には向いていない時期。
という事で、ぐったりしてたこともありさっさと寝ました(^^ゞ
久しぶりにクタクタになる感じになりました。。
8/4:2日目
一応、夜の空も確認したくて夜中に目を覚まします。
0時過ぎはまだ月の明るい時間。
剱岳をみるとよく見えてる♪
笠雲をかぶった剱岳。夜の景色は見慣れない景色が見れるから良いものです。
この後はこの雲が大きくなって山頂を隠したので、また睡眠。
今度は2時過ぎに起きてみると月は隠れ星空に♪
星は見えているけど気持ち的には剱岳に登りたいので、まだ起きたくなく・・・
テントの中でカメラをセッティングしてグルグルを。自分は仮眠中。
多少のブレがあるので、この小さいサイズが限界です。。
剱岳の真上に北極星がくる感じです。
もっと長い時間を撮影しましたが、レンズの曇りとテントの明かり、歩行者のライトで使えたのは最初の方の20分くらいでした。
次回やることがあれば、その辺を考慮して撮影したいものです。
朝日の時間は、剱岳は雲の中。赤く照らされた剱岳を期待してましたが残念。
雲が染まるけど低い。。。
染まったところだけアップ。
ドラマチックな朝を期待してましたが、登山に向けては、体力温存できました。。
重いザックを担いできたため、体のあちこちが痛いですが、頑張って山頂にいきましょう
さて、ようやくAM5:30登山開始。
荷物は小さいザックに、カッパ上下、水1.5ℓ、おにぎり2個、お菓子少々。スリング120cm、60cm×2、カラビナ3個。あとはD810、24-70m。ヘルメットは持ってないしもっていかなかったけど、8割くらい被っている感じでした。
まずは剣山荘に向けて。長めの残雪をすすみます。
空は相変わらず。
1番目鎖場。
行きの鎖は9番目のカニのたてばいまでの9カ所。帰りは、10番目から13番目まで。
この先はガスの中を進んだので、景色も真っ白だし危ないのであまり撮影してません(^^ゞ
チラッとガスガ晴れそうな感じ。前剱山頂を見上げる感じ。
これもガスガ晴れてきそうないい感じ。カニのたてばい。人が登っているのわかるかな??
カニのたてばいを過ぎれば山頂までは傾斜の緩いガレ場を進み山頂へ。
ようやく念願の剱岳山頂にたどりつきました♪
山頂からの景色はガスで白くなったり晴れたりとコロコロ変化。
いつも眺めているポイントを逆から見えるというのをちょっと楽しみにしてましたが、登頂のうれしさの方が勝っているので、見えなくてもまあいいんです。
山頂は30名くらいの方が休憩し、交代で記念撮影してました。
珍しく自分も(^^ゞ
三角点。どこにあるのか?とちょっと探してしまった(^^ゞ
富山湾を一望できます。
30分くらい休んで下山。
疲れも溜まってきているので下りも慎重に。
鎖場はカニのよこばいから。
カニのよこばい。高度感たっぷりです。
山頂を振り返り。
帰りの途中で雷鳥の親子に出会いました。
ゆっくりゆっくり進み、無事に剣山荘まで到着。あとキャンプ場までもう少し。
膝が痛いのですごくスローな進み具合。恥ずかしいから経過時間は省略(笑)
キャンプ場に帰ってきたら今日もクタクタになったので、とりあえず夕方まで仮眠です。
夕方は、空の雲が色づいてくれました。
このキャンプ場は西も東も山なので日没や日の出の景色がちょっと寂しいかもしれません。
でも撮りたい景色はいろいろあるんです。
剱岳登山も無事に終わったし、ここからは風景写真の撮影。
なにしろ剱岳登山終了後、室堂まで帰る方々もいる中、明日は帰るだけなんです。
問題は、体が痛いけど、あの重いザックを持っていけるか??ですね。
3日目:8/5
今日も月夜から。
AM1:40頃。
AM2:10頃。月が沈むときに剱岳を赤く染めます。
月も沈むと、星が見えるようになってきます。
やってみたかったフィッシュアイ風パノラマ合成。
14mm縦構図7枚。
この上に天の川がかかってて、撮影した写真は上手くパノラマ合成出来ず(TT)
撮影しながら最高の景色が撮れた❗と楽しみにしてたのが不発。ホント残念です…
※その後、Photoshop elementsでなんとか加工し、こんなのになりました。
14mm縦構図で左右7枚×上下2組で14枚のパノラマ合成です。
ほぼ真上の天の川なので、縦構図でも厳しめの天の川でした(^^ゞ
Lightroomだけではだめだったけど、なんとかなったのは良かった♪
あと、撮影したかった登山者の光跡。
AM4:10頃。剱岳でやってみたかったんです♪
これはお気に入りなので、なんかのタイミングで使いたいと考えてます。
AM4:40頃。雲を流してみる。
山頂には既に登山者が登頂してる。ポツリと明かりが見える。何時から登ったんだろう。御来光登山も本当大変、凄いですね。
朝日は剱岳を染める事もなく明るくなりました。
AM5:30頃。この3日で一番綺麗に見える日になりました。
テントを撤収してザックに詰め帰り支度。
食べれる物は極力食べて軽くしましたがマダマダ重いザックです。
とりあえず剱御前に向けて出発。撮影しながらの帰路なので、ゆっくり登ってます。
キャンプ場手前の雪渓より。
花もたくさん咲いてます。しゃがんで花を大きくしたいけど、しゃがめません。
剱御前あたりから。
弥陀ヶ原方面も綺麗に見えます。
せっかくなので、剱御前に登ってみます。
ここからの剱岳もいい眺め。
剱御前山頂から。剱岳の左側。
剱岳の右側。
雄山もくっきり。槍ヶ岳も見えてます。
あとはまっすぐ下山。山々はまたガスで白く覆われました。
チラッと見えた時にはすかさずパチリ。
ようやく浄土沢までくだりました。ここまで来れば最後の登り階段です。
最後は、みくりが池温泉に入り、13:30発の富山駅直通ビンのバスで帰りました。
登ってみたかった剱岳。今回は撮影よりも登山したい思いの方が強かったです。
それにしても重いザックを担いで行ったので体中が筋肉痛になりました。特に前から痛めていた膝もぶり返した感じです(^^;
膝痛がなければ色々行けるんだけど、鍛えないといけませんね…
次に行きたい所は大日岳、奥大日岳からの剱岳撮影。キャンプするなら雷鳥沢でいいからちょっと楽。
秋には行きたい所ですが、タイミングをみて考えましょう♪